脳科学で見るヤル気向上法

脳科学

先日、NHKプロフェッショナルという番組で興味深い内容が放送されていました。

ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、私も色々と勉強になりましたので、ポイントだけ紹介しておきます。

番組では今まで紹介されてきた様々な分野のプロフェッショナルの人々の考え方を、 脳科学者である茂木健一郎博士が総合的に分析して日常に役立つ脳の活用法を紹介していました。

中でも、「やる気(モチベーション)を上げる方法」に関しては、まさに受験に関係することですので、紹介しておきます。

 

“やる気”というのは、“適切な目標とそれに伴う報酬”がなければ生まれてこないし、維持できない。

その“目標”と“報酬”をことあるごとに脳に想起させることが必要です。

ポイントが2つあります。

 

現在プロとして活躍している人たちも、やはり憧れの人や尊敬できる人に出会って、

「あの人みたいになりたい」

「あんなふうになりたい」

という思いから、モチベーションを上げていったわけです。  志望校への見学や文化祭に参加することで、そこで伸び伸び中学学校生活を送っている先輩たちを見ることは大切なことですよね。

塾の現場でも、卒業生を呼んで話してもらったり、苦労した末に成功を勝ち得た生徒の話をしたりして、生徒のモチベーションを上げる話をする事もあります。

また、中学受験の場合、取り組みから終了までは長い期間がありますので、どうしても短期間の目標が必要です。

漫然と勉強していても、脳への刺激にはなりませんよね。  

次のテストの目標偏差値や目標得点などをしっかりと決めて取り掛かることは、とても大切な事です。

なお、憧れの人がいない場合は、色んな人の良いところに注目してそれを真似ようと思えばいいのです。   

では、目標があっても、成果が上がらずに、報酬(達成感や褒められる喜び)が得られずに“やる気”がダウンしてしまう場合どうしたらよいのでしょうか?

受験の場合、こういった状況の方が多いかもしれませんね。

なかなか思うような成果が上がらなかったとしても、努力をしたことによって、少し改善されたり、良くなったことがあるでしょう。

そのときは、多少なりとも嬉しかった体験があるはずです。  

長くつらい時期が続いている時こそ、その体験を大切にして欲しいのです。

番組では、19年間も花火コンテストで成果を上げられなかった花火師や、 8年間もリンゴの自然農法で成果が上がらず苦しい思いをした話などが紹介されていました。

何度も辞めようと思ったけれども、それでもわずかな成果に喜びを感じ、あきらめずにトライし続けることで、成功して有名になったというのです。

受験でも、同じようなことが言えますよね。

たしかに取り組んで努力した事が簡単に成果に結びついたらこんなにラクな事はありません。

以前、あるお母さんから、  

「先生、この教材をやれば、簡単にすごく成績が上がるという教材はありませんか?」  

と聞かれたことがありました。

私は答えました。

「そんな魔法の教材があれば、私も教えて欲しいですねぇ(笑)」

競争ですから厳しい世界です。成績を上げつづけるのは簡単なことではありません。

成績は相対的なものですから、その数値だけでお子さんを判断するのではなく、広い意味でのお子さんの成長を見続けて欲しいと思います。

長く、不振の時期が続いたとしても、    

「あの時はがんばって、成績も伸びたじゃないか。」  

「はじめの時と比べたら、これだけ出来るようになったじゃないか。これからもっと伸びるよ。」

と励まし続けて欲しいと思います。 

最後に、茂木博士はこう言いました。

「脳は、モチベーションを上げる仕組みなど、共通する部分がある。しかし、その中に個性がある。」

今回のポイントを参考にしつつ、お子さんの個性にあった具体的な方法で、モチベーションを維持し続けていきましょう。     

 

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