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可能性を信じて

塾講師の本音

まだまだ残暑が残ってますねぇ・・(~_~;)

さて、中学受験のための通塾中、さまざまなことが起こるかと思います。
全てが順調に進んでいくなんてのは稀(まれ)で、どのご家庭にも様々な悩みがあるものです。

その中で、特に敏感になるのが、成績によってクラスが変わるとき。
(うちの塾でもそうですが、多くの塾では、学習効果を高めるために、
習熟度別のクラス分けがなされているかと思います。)

お子さんの理解力に適したクラスで学ぶのが、お子さんにとって一番良いのですが‥

クラスが上がるときは、成績が上がってきた証拠として嬉しいのですが、
クラスが下がってしまう時、その事実を受け止めきれないで悪い方向へいってしまう場合があります。

クラスが下がるということは、このまま発展クラスにいても、ますます理解できない部分が
増えていってしまう危険性があるからなのですが‥

たとえクラスが下がったからと言ったって、その子の未来がなくなるわけではありません。
周りの目やプライドなんかに気をとられるのではなく、現状を正しく見極め、
今必要なことに注力していくことが、先々お子さんを大きく成長させていくことに繋がります。

塾には兄弟生が通ってきます。
弟、妹たちから、塾を卒業していったお兄ちゃん、お姉ちゃんの話を聞けるのは、担当として
嬉しいことです。

●Aさんのお兄ちゃんの話

Aさんのお兄ちゃんは、中学受験で二番手クラスから有名中学のW中学に見事合格!
塾内でもよくやった、と取り沙汰される頑張り屋さんでした。

ところがAさんの話によると、お兄ちゃんは最近テレビゲームにハマってしまい、
発展的な内容を扱う学校の勉強にもついていけず、落ちこぼれ気味だ、というのです…(T_T)

●B君のお姉ちゃんの話

B君のお姉ちゃんは、通塾中は苦労しました。
幼さゆえか、努力していたけれども、なかなか成績が伸びずに、クラス落ちも経験し、
一番下の基礎クラス止まりでした。

でも、面倒見のよい進学校に見事合格。
その後、B君の話によると、お姉ちゃんは中学での成績がグングン伸び始め、特進クラスに昇格し、
中間テストでは学年一番になった、というのです… (^_^*)

さて、そんな話を聞いていると、やっぱり中学受験は大変だけれども、
飽くまでも人生の途中経過に過ぎません。
塾でのクラスが変わることなんて、長い人生からしたら些細なこと、なんだと思うのです。

願わくば、嬉しいことも、つらい挫折も、何事も経験していく中で、自分にとって何が必要か、
何を求めていくべきなのか、と子供ながらに強く成長していってもらいたいですね。

それには、周りの声掛けが大切で、大人がプラス発想をしてあげれば、お子さんもそうなるし、
マイナス発想をすれば、お子さんもそう思うようになると思います。
クラスが下がってしまうような つらいときでも、少し先のことを考えて、長い目でお子さんの成長を見つめていただければと思います。

塾の指導現場でも、もちろん最大の成果を出せるように指導していきますが、
願わくば、先々の人生でも役立つことを教えていきたいと、改めて思います。

お子さんたちの、まだまだ未知なる可能性を信じて・・・

 

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