⇒前回の記事 塾を辞めたい①
「塾を辞めたい」といっても、ご家庭によって様々な事情があるでしょうから結構難しいテーマですね…(+_+;)
前回も申し上げましたが、この仕事に携わるものとしては、お子さんたちが元気に通塾して、前向きに中学受験に取り組んでもらうことが嬉しいこと、と思っております。
その立場で、主な原因への対処を考えて見ましたので、ご参考までに。
<お子さんが塾を辞めたい主な理由>
① つらい勉強がイヤになった
⇒「目的をもたせる。再確認させる」
⇒「大変な気持ちを理解してあげる」
あのオリンピックで3連覇という偉業を成し遂げた、女子レスリングの吉田沙保里選手も、
「辞めたいことは何度もありました。でも、金メダルを獲るためにはこの練習を止めると無理だなぁ、と思って練習を続けました。」
とコメントしています。
同じ女子レスリングでは、一度あきらめた後に周囲の助けでカムバックして金メダルを獲得した小原日登美選手もいましたね。
『本当に満足する喜びを手にするのは、決して楽ではない』こと。
そして、『辛いと感じているのは成長している証し。楽しんでやったらいい』 と言った心構えを再確認させてあげると良いでしょう。
学校見学や文化祭への参加、将来の夢などを語り合い、改めて中学受験に取り組む目的を再確認させてあげることも大切です。
こう言った対応で、通塾に対する「動機」を再確認したり、「動機そのものを成長」させることが出来ます。
色々対応した結果、それでも厳しいと感じたら、転塾や中学受験をあきらめることを決断されると良いのではないかと思います。
また、過去の例では、おうちで褒めてあげただけで、本人の気持ちが変わった、ということもありました。
勉強は孤独で、しかも成績の向上がなかなか見られない時なんかは本人もつらい時期でしょうから、通塾や勉強の苦労を周囲が理解して励ましてあげる、ということも、とても大事なことですよね。
(塾を辞めたい③に続きます。)