首都圏中学入試で女子の優秀生が集まる豊島岡女子学園。
今回スポットを当ててみました。
試験日は2/2、2/3、2/4と3回あります。
試験日が後半のため、2/1の試験に桜蔭や女子学院、雙葉といった女子御三家や、早稲田実業、フェリスなどの最難関校を第一志望校とする受験した子たちの併願校にもなります。
そのため、サンデーショックなどの特殊な要因が加わらない限り、例年かなりの難関校となってしまいました。
2/2の第1回の試験では、募集枠が160人に対し、合格者300名以上出してくれるので、まだ希望があります。
しかし、2/3、2/4の試験はかなり厳しい。
受験者が500~600名くらい集まる中、合格者が50~60名程度しか出してくれません。
実倍率で10倍を越えてきます。
<平成25年度>
日付 回数 受験者 合格者 実倍率
2/2 第1回 1106 395 2.8倍
2/3 第2回 611 57 10.7倍
2/4 第3回 543 60 9.1倍
理系に力を入れている学校でもあり、理系科目が難しい。
今年、2/1の第一志望校に合格した生徒が受験しました。
2/1 第一志望校 ◎
2/2 豊島岡女子 ×
という結果です。
2/1も当然かなりの難関校。
それだけの実力があっても、はじかれるのが豊島岡女子です。
その子は、第二志望だったけれど、不合格だったのが悔しかったので、2/3の豊島岡女子も受験することにしました。
恐らく今年も実倍率が10倍の試験です。
第一志望校に受かっているのだから、2/3のこの試験は最後の入試。
「受かっても、落ちても、悔いのないように全力を出し切ってこよう。」
そんな気持ちで入試に向かわせました。
その結果…
本人も、2回挑戦してダメだったので、残念だったけど何となく吹っ切れた感はあったようです。
この子は第一志望校に合格していたから良かったものの、やっぱり豊島岡女子の連続受験は恐ろしくハードルの高い受験であることを改めて痛感させられました。
豊島岡女子が第一志望校の子である場合、2/2の試験で合格を掴まないと、かなり苦しい受験になってしまいますよね…(+_+;)
数日後、2/2,2/3と不合格だったその子から連絡がありました。
「豊島岡、合格になりました!!」
最初は驚いたのですが、どうやら今年の第1回の試験で社会の問題に作問ミスがあったらしく、点数が変更になった様子。
その学校側のミスで、追加合格者が出た中に、その子が含まれていたようです。
こんなことも、あるんですねぇ…
そんな難関学校の豊島岡女子ですが、やっぱり教育方針は素晴らしい。
有名ですが、毎朝 “運針”の時間があり、「無心になって取り組む姿勢」「基礎の大切さ」「努力の積み重ね」などを身を持って体感させてくれます。
礼法やマナーなどの指導もあり、女性としての立ち振る舞いを教えてくれます。
当然大学の合格実績も素晴らしいものがありますね。
これからも人気の学校であり続けるのではないでしょうか。
豊島岡女子学園HP http://www.toshimagaoka.ed.jp/