今回は東京武蔵野市にある吉祥女子中学校の学校説明会に行って感じたことをご報告します。
(あくまで独断と偏見によるものですので、ご了承下さい)
■印象に残ったこと
・最近はどの学校説明会でも行われるビデオ上映ですが、とても充実した環境の中で生き生きと生活している生徒達の姿が印象的でした。
・しっかりした女の子達が女子校という特殊で恵まれた環境の中で、自分の将来設計をきちんと育ててくれるという印象。
のびのびとした附属校と比較すると、様々な面できめ細やかな指導を感じます。
・地域的に早実・立教女学院・明大明治・法政大学・中央大学などの有名私大の附属校が軒を連ねる中、より進学先の多様化で国立大学などを指向する上位層がこの学校を志望してくれる。
・そのため、大学の進学実績はこの先も上がって行くだろうし、進学専門の校内冊子『吉祥進学』などを毎月発刊したりと、かなり進学に関する情報や進路指導に対してしっかりしている印象。
・進路指導室の資料の充実ぶりはさすが。
大学入試の過去問や大手予備校模試の過去問はもちろんのこと、卒業生たちのそれぞれの進路と後輩へのメッセージが文書資料で残されていて、在校生が閲覧できる。
進路相談役の外部の常駐員が3人いて、いつでも相談に乗れる。
下手な予備校や塾より、よっぽど進路指導体制は整っている感じですね。
■受験について
<昨年度2010年度受験の様子>
2/1 第1回受験 募集102名(148名合格/378名受験 2.6倍)
2/2 第2回受験 募集102名(214名合格/455名受験 2.1倍)
2/4 第3回受験 募集30名(41名合格/323名受験 7.9倍)
第3回受験者のうち、複数回受験者は、227名。このうち、合格者17名
追加合格を13名出し、合わせて30名合格
2010年度受験は四谷大塚、首都圏模試の偏差値は各回60を越え、日能研も第3回が60となり、チャレンジ層の応募が減った。その分受験者層のレベルが上がり、合格者も優秀な層となった。
ここ数年で、1番難しい受験となった。
<2011年度入試について>
以前は1回目がやさしめで、2回目が一番難しい受験だったが、近年1回目も高くなった。
理由は2日の豊島岡女子との併願者も増え、1日を抑えとして受ける生徒も。
よって、3回の受験とも、どれがラクとは一概に言い難くなった。
手続きは2月7日手続き(気持ち遅め)
3回目の追加合格者(補欠合格)を複数回受験をしたボーダー層から出す。昨年は13名。
■併願校について
<類似校との併願関係>
昔は両方合格すると、近場の女子校である晃華学園、光塩女子学院に行ってしまう生徒が多かったが、ここ数年は必ずしもそうではなくなった。
少し距離のある鴎友女子学園との併願は少なくなった。
<公立中高一貫校>
武蔵高附属と小石川中等教育との併願は多い。
■公式サイト 吉祥女子中学高等学校
http://www.schoolguide.ne.jp/kichijo/