過去に担当する生徒に話したことのある内容です。
京セラやKDDI(第二電電)の創業者であり、実業家として名が知られている稲森和夫氏が話した内容の受け売りですけど …(^^)
受験勉強は、なかなか簡単ではありませんね。
ライバルもたくさんいます。
成績が上がらず、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
できるクラスメイトと自分を比較して落ち込んでしまうこともあるでしょう。
でも、1回のテストで人生の全てが決まってしまうわけではありません。
以下は、これから先の人生でも使える一番重要な公式です。
3つの要素「能力」「熱意」「考え方」とあります。
受験なら偏差値で考えれば分かりやすいかもしれませんね。
能力が40~60くらいまでとしましょう。先天的な能力差はどうしても存在するものです。
しかし、長い人生に於いて、能力の比重はすべてを左右するほどの大きさを持ってはいません。
それはむしろ「小さな差」と言えます。
次に
「努力」と言い換えても良いでしょう。「熱意」は、能力とは別の後天的な要素です。
熱意は0~100までの値の幅があります。
たとえば、Aさんが能力が60で熱意が50だとすると、
60×50=3000というパワーを持っています。
これと比べてBさんの能力が45だとします。しかし、Bさんの熱意が100だとすれば、
45×100=4500というパワーになり、Aさんを上回ります。
と言えるのです。
そして、最後の要素である
なぜなら、「考え方」の値は-100~+100まであるからです。
例えば、熱意を100%かけてテスト勉強をしたとしましょう。
しかし、結果が思ったより出なかった。合格基準に届かなかった。
そんな時、どう考えますか?
なんて、マイナスの方に考えてしまえば… 先ほどの公式に当てはめてみると分かるように、人生のパワーは、あっという間にマイナスに急落してしまいます。
でも、残念な結果だったとしても、
(周りのライバルたちも頑張っているんだから、今回の努力程度では、まだ結果が出ないのは当然だ。
次回は今回よりも上を目指すぞ!)
と、プラスに考えることができれば…
更なる「熱意」を傾けることができます。
そして、いつもプラスの「考え方」を心がけ、それを「熱意」に変えて行動するようになれば、
知らない間に、「能力」も上がっていくのです。
東大に合格したのにニートになってしまう人がいるという現代。
「考え方」はとても大切な要素ですよね。
お子さんたちがプラスの考え方で熱意を持って取り組めるようになるには、大人のサポートが必要だと思います。
お子さんたちの努力が継続して実っていくよう、適切な声がけをしていきましょう。