■お子さんを注意するときに…
何度か取り上げたテーマかもしれませんが…
定期健診のようなテーマです。
私自身、生徒を注意するときに、ついついダメなことを「ダメ」と淡白に言ってしまうことがあります。
でも、言われた方は萎縮してしまうだけですよね。改善効果も一時的なことが多いです。
言い回しに気を付ければ、より効果的な叱り方、注意の仕方があると思います。
(自戒の念を込めまして…)
例えば、お子さんの書く字が汚いとき。
「なんでこんなに字が汚いの!もっときれいに書きなさい!」
なんて、言うのは簡単なのですが…
当然言っただけで、すぐにきれいになるわけではありません。
かつて教えた生徒で、数字の”6”がどうしても”0”に見えてしまう子がいました。
「また6が0になってるぞ!」
と言ったところで、なかなか治らないんですよね (^_^;)
具体的に改善点を提案して、それを言い続けることが大切です。
その生徒は、”6”を書くとき、左上から書き始めてしまうので、”0”と見間違えやすくなるので…
「6を書くときはいつも右上から。
そして、棒は長く、○の部分は小さめに書くと、もっと良くなるよ。」
と、言い続けることによって、だいぶきれいに書けるようになりました。
なかなか忙しい時や、何度言っても治らないときは、ついつい大人の私たちも強く厳しい口調になってしまいがちなのですが・・
改めて、「●●はダメ!!」ではなくて、心に少し余裕を持たせながら、
「こうすれば、もっと良くなるよ。」
というようにアドバイスを加えられるようにしていきましょう。
(私も気を付けます…(^ ^;))