親子喧嘩とヤカンの穴

 受験期が近づいてきました。

 この時期、ご家庭によっては増えてくるものがあります。       それは「親子喧嘩」なんです・・(-_-;)

    志望校を掲げ、入試までの時間が現実的に迫ってきて焦るお母さん。     家では頑張っている姿に見えないお子さん。     ついつい小言を言いたくなるお気持ちも分かります。       しかし、ご承知のとおり中学受験は大変です。     難関校の問題の難しさは、大人でも頭を悩ませる問題が羅列されます。     お子さんはそれに毎日毎日立ち向かわないといけません。   現場を見ていても思いますが、一番つらいのは、やっぱりお子さん本人なんですね。       勉強勉強の毎日、塾でもプレッシャーをかけられ続けているのに、家でも     「いつまでテレビを見ているの、早く勉強しなさい!」   「いつまでお風呂に入っているの!!早く復習しなさい!」   「こんな成績で○○中に受かると思ってるの!?真剣さが足りないのよ!」       家にも安らぎの場はありません。

 まだ甘えたい部分もある小学生、認めてくれる存在がいないと、つい言い訳や口答えをしたくなります。    そして、喧嘩に発展・・・

  「ちゃんとやってるよ!」   「なに嘘ついてるのよ。やってなかったじゃない!」   「その前には やってたんだよ!」   「言い訳ばっかりして!だから成績が上がらないのよ!」         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      塾では受験生に勉強を頑張らせるために、必死に“焚きつけ”ます。

 心に火をつけて、燃えたぎらせるようにするのです。

 しかし、人間というのは常に燃え続けていることができるわけでもありません。

 熱い気持ちを持ちながら、冷静さも持ち合わせ、自分の良い状態が長く持続できるようにコントロールすることが大切です。

 沸騰したヤカンを思い浮べてください。

 もしヤカンの穴を完全に塞いだとします。  そのヤカンはいずれどうなってしまうでしょうか?

 「ドカーーーン!」と爆発してしまいます。  

 想像してみてください。

 お母さんの立場で、もし一日に何十回も

 「ここは掃除したのか」  「この食事のこの味付けは何だ」  「洗濯の仕方が悪い」  「そんなことで理想的な主婦と言えるのか!」

 などと毎日のように顔を合わせるたびに言われれたらどうですか?       やがてプッツンしてしまいますよね。

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 集中力や前向きな努力を重ねていくためには人間どこかで息抜きすることが必要なのです。   そして、その努力を時には認めてもらうことも大切な事なんです。       もちろん、細かいことでの心配事など色々ある場合は現場の講師に相談すると良いでしょう。       先日私もあるお母さんから相談を受けました。     落ち着いて本人と家での様子についてなど話をしたら、本人は色々と苦しいものを抱えていたのでしょう。   涙ぐんでいました。     一緒に頑張ろうという姿勢も大切です。     担当から本人に話をすると、また違うかもしれませんね。       いずれにしても、親子喧嘩をしてもイライラは増えるだけで成績は上がりません。   親子一緒に助け合いながら乗り越えていくのが中学受験の醍醐味です。     他人との比較だけで我が子を見るのではなく、お子さんのベストを認めて信じてサポートをしていけば、 中学受験の経験は、やがて本人にとっても将来に繋がる意義深い経験となるでしょう。

 

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