以前、集中力についての診断テストを紹介しました。 (参考⇒ https://blog.chugaku-juken.net/article/95840605.html)
集中力を生み出す力(根気力・一点集中力・リラックス力瞬発力・発想力など)をどのように身につけていくかを紹介していきます。
■根気力をつける
●時間の使い方
人間が平常時に集中力を持続できるのは90分が限度と言われています。
勉強時間も90分や60分といった基本単位で区切った方が、集中力を持続しやすいです。
以前も紹介しましたが、タイマーなどを使って時間を区切りながら取り組むといいですよね。
集中力が続かない時は30分で一旦休憩。5分後にまた30分などを繰り返します。
段々集中してノッてくると、タイマーが鳴ってもそのまま続けるようにもなります。段々集中力を保つ時間が長くなるわけです。
適度な緊張感と、リラックスを上手に切り替える訓練をつんでいくことが大切です。
また、作業の中断は、記憶保持にもプラスに作用するという心理学の実験結果もあります。
少し高度な勉強法かもしれませんが、あえて、中途半端なところでやめてみる事で、再開後のスムーズに集中できるという効果もあります。
●早朝の勉強
集中力を持続させるには、「静かな環境」あるいは「多少騒がしくてもいつも同じことが起こっている環境」である事が大切です。
私の知り合いで、小説家の人がいるのですが、集中して書き物をするために、誰にも邪魔をされないように毎朝4時に起きて原稿を書くそうです。
本人の性格にもよるので、夜のほうが集中できるという子もいるとは思うのですが、 統計によると、やはり早朝に勉強している子の方が、根気力があるという結果が出ています。
小学生のうちは、朝から学校に行くので、やはり夜遅くなると体力的にも限界があり、眠くなってしまうことが多いのではないでしょうか?
最近小6のお母さんと話をした時、やはり受験当日のことを考えて、今のうちから朝に勉強させるようにしたと言っていましたが、良い心がけだと思います。
朝ご飯を食べる前に、計算問題を15分など、少しずつやってみるのも一計ですね。
時間を上手に使い、学習効果を高めるためも、まずは時間管理という意識を少しずつ訓練させていきましょう。