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集中力をつける④

集中力なし 学習姿勢

集中力をつける③の続き

実際の入試問題を解くに当たって、限られた時間の中で手早くポンポンと問題を解いていく必要があります。  

また、必ずしも出題順に解いていく必要もありません。一つの問題でつまづいても、先に進む必要があります。

集中力の要素の一つである瞬発力は、要領よく集中力を継続させる力といってもいいでしょう。

担当している生徒達をみても、これには差があります。  

特に低学年のうちは顕著ですね。

一定時間内を演習をさせてみると、ポンポンと要領よく問題を進めていく子もいれば、一箇所の問題でつまづいたままダラダラと進まない子もいます。    

ある問題でつまづいたら、そのまま集中力も途切れてしまうようです。

「分からない問題はとりあえず後回しにしていいよ」

などと、時々声をかけたり、テストを何度も繰り返す中で段々要領を覚えていくのです。

うまく集中力を分散し、継続させていくにはある程度の期間の訓練が必要なようです。

 

以前にも紹介しましたが、ご家庭でもタイマーなどを使って集中力を短時間に高める訓練をする事をお勧めします。  

また、「瞬発力」は、前回記載した「リラックス」と関係があります。

瞬発力はダムの放水のようなもの。溜めたエネルギーを必要なときに一気に放水すれば、驚くほどの力が発揮されます。

そのためにはダムに水を溜める作業、「リラックス」が必要です。緊張しっぱなしで勉強に打ち込みすぎると燃え尽き症候群におちいりやすくなってしまいます。

実は、瞬発力の高い子は、「息抜きは休むよりも身体を動かす」タイプが多いというアンケート結果が出ています。

身体を動かすことで、凝り固まっていた思考がほぐれるし、手足の動きを中心に身体の各部から刺激が送られて、脳が活性化します。

特に子供のうちですから、そういった効果が高いのでしょう。

リラックスは ぐったり休むばかりではなくて、軽くストレッチ体操や時には好きなスポーツをしてみるのがいいのではないでしょうか。

 

集中力は、訓練によって伸ばせるものです。  

すぐに変化するようなものでもありませんが、“継続は力”、ですよね。

 

集中力をつける⑤

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