だんだんと春が近づく陽気になってきましたね。 私としては花粉が恐ろしい時期でもありますが…(^_^;)
さて、新学年では未だに教科書を忘れたとか、ノートを忘れたとかいう生徒がいます。 しかも授業前ならまだしも、授業が始まってから言い出す子も…(-_-メ)
その度に、
「塾でノート忘れるなんて、野球やるのにグローブ忘れるみたいなもんだぞ~」
とか言っているのですが…(^_^;)
忘れた生徒にコピー対応したり、ノートの代わりの紙を渡したりはしますが、時間もとられるし、書いた紙もなくしがちだし、いいことは全然ないですよね。
塾カバンの想い出 と スケジュール管理
前回のU君に続き、今回はJ君の話。 J君は自分で行きたい学校を決めて、難関中学を次々と合格していった男の子です。
でも、サッカーチームに入っていて、それも辞めたくなくて、受験勉強と共に頑張って両立をしていました。
印象に残っているのはJ君のお母さんです。 受験後に色々とお話を伺うことができました。
お兄さんの受験で苦労していた経験を持つお母さんは、J君の希望を叶えるための要は 「スケジュール管理」と位置づけました。
サッカーで忙しかったので、勉強時間を確保するためにスケジュール表をきちんと作成し、徹底的にスケジュールを管理していました。
夏期講習会などの長期の休みの時に、塾から渡したスケジュール表に、隅から隅までビッチリ書き込まれていて、とても驚いたのを覚えています。
しかも、普段から予定だけではなく、 「実行結果がどうだったか」も別紙に書いていたそうです。
予定を実行させるポイントは、
●始まりの時間を守らせること
たとえば、「8時~9時まで宿題の時間」と決めたら、始めの8時をしっかり守らせる。 そして、もし8時40分に宿題が終わったら、残り20分は自由に時間を使わせた、との事。
J君は自分で受験すると決めたこともあり、嫌がらずにコツコツをスケジュールに沿って勉強に取り組んだようです。
スケジュール管理の甲斐もあり、J君の成績はまずまず上位で安定し、見事合格を勝ち取っていきました。
お母さんのスケジュール管理能力は、素晴らしいなぁ、と思っていたのですが、 さらに驚いたのは、
●塾カバンは、曜日ごとに複数用意していた
と聞いた時でした… (@_@)
確かに、基本的に塾のスケジュールでは、この曜日はこの科目、と決まっていますので、
月曜日はカバンA、 水曜日はカバンB、 金曜日はカバンC、 テストの時はカバンD、 日曜日の特別講座ではカバンE …みたいな感じで(詳しく聞かなかったので、イメージですが…)、それぞれに筆記用具も準備していた、との事です。
いやぁ~、さすがJ君のお母さん。
よくよく考えると、荷物を毎回確認して出し入れする時間を短縮できるし、忘れ物の予防もできるし、確かに合理的だなぁ と納得しましたが、最初聞いたときは驚きましたね…
さすがに5つのカバンもいらないかもしれませんが、2つに分ける位は良いかも知れませんよ。