PR

まず志望校を決める

セーラー服 その他

T子は、5年生の女の子。受験コースの最上位クラス生です。

算数を見ている限り、計算も速いし、良い発想力も持っています。授業中も、元気に授業を受けてくれています。

しかし、問題が・・・
宿題をきちんとやってこないんです・・。
叱ったり、言い聞かせてもまだまだ甘い状況。授業は元気に受けられても、宿題がつらいようで、モチベーションが上がりません。

それでも4年生までの学習内容では何とか間に合っていたようです。
しかし、本格的に受験勉強が始まる5年生の学習分量では、宿題をきちんとやってないと、どうしても定着が甘くなります。

結果、T子の成績は段々下がってきています。経験上、このままではどんどん成績が悪くなっていくパターンです。
ご家庭でもご両親が仕事で忙しく、子供を塾に預けっぱなしで、受験させようとは思っているけど、まだ意識が薄いようです。

T子は長女なので、お母さんも本人も受験のことはまだピンと来ていないようです。
こういう場合、本人に宿題を強制的にやらせる、というよりも根本的に段階的な意識改革が必要ですよね。

そこで、まず志望校設定です。受験に対するリアリティを段々高めていけばいいわけです。

最初は学校情報の本を渡して、行きたい学校を1つ選ぶところから。
本人が選んだ学校に対して、講師側からの知識も加えて教えてあげます。
もちろん、「今のままじゃ無理だよ」とも(笑)

その後は、ご両親の協力が必要になります。やっぱり、実際に学校を見に行くことですよね。
6年生になってから見にいくことも、もちろん出来ますが、案外受験生は忙しいものです。
やはり5年生のうちに幾つか学校を見ておきたいもの。

志望校=受験校ではないので、5年生のうちは気軽に志望校を決めればいいと思います。
制服が可愛いとか、施設が整っているとか、知り合いのお兄ちゃんが通っているという理由でもいいでしょう。
自分が合格して中学生になることへのイメージを膨らませながら、勉強のモチベーションにつなげることが大切です。

さて、とりあえず資料をみて志望校を決めてみたT子。
宿題もひとまず真面目にやったようです。まだまだこれからですが・・・

中学受験は受験生にとって荒波ですが、その荒波を乗り越える強さを養っていきたいものですね。

中学生
タイトルとURLをコピーしました