『成績を上げるための宝』
というものが身近にあります。
しかしながら、多くの子達はそれを宝だと気づかずに、或いはその宝箱を開けるのがめんどくさくて、そのまま捨てたり、机の引き出しの奥にしまったりして放置していることが多いようです。
その宝の価値に気づいた人、或いは気づいてないけれども、それを有効に活用している人は、実力を上げ、成績を伸ばしています。
さて、その成績を上げる宝物とはなんでしょうか?
それは、自分が解いたテストの答案です。
通常テストが終わると、結果の得点が気になって、その結果に一喜一憂する。
それはまぁ、ヨシとしましょう。
しかし、大切なのはその後なんですね。
多くの子達は、他の子の点数が気になったり…
自分より悪い点数の子をみつけて、喜んだり…
⇒これ、ホント多いんです。(^_^;)
私は、授業内の確認テストの丸付けが終わったり、成績結果答案を返却するごとに、毎回小言を言います。
もう一度自分が行なったテストを分析することが、今後の大きな宝になるのです。
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まずは、出来なかった問題を3つのタイプに分けてみましょう。
A. ケアレスミス(合っていたと思ったのにできなかった。)
B.見たことがあるができなかった(あやふや)
C.全くわからない(解法がさっぱり思いつかない。問題の意味が分からない。)
このうち、まずは、Aタイプの見直し。
これがかなり重要です。
特にこのAタイプが多い子は、ぐっと成績が上がる可能性がありますよね。
問題の読み間違いだったのか、計算のミスだったのか、知識の勘違いだったのか…
同じミスをしないように、「ミスの原因を書き込んでおく」ようにします。
次に、Bタイプ。
見たことがあるはずの問題であれば、どこで見たのかテキストやノートをひっくり返して確認しましょう。
似たような問題の解き方や知識を確認することで、正確な知識の定着が深まりますので、忘れにくくなります。
これだけで、かなり学力を向上させたことになるのです。
さて、最後のCタイプですが…
たぶん、Aタイプ、Bタイプをやるだけで疲れると思いますので(笑) Cタイプに取り組むのは余裕のある人だけ、余裕のある時期だけ、で良いかと思いますよ。
むしろ、Cタイプは捨ててしまったほうが効果的だと思います。
AタイプとBタイプの直しを繰り返すだけで、自然と実力は上がっていき、応用問題を解く力も向上していきますので…
成績を上げる宝を上手く利用して、地道に成績向上をしていきましょう!