算数や理科を教えていると、何度もグラフを使うことがあります。
数学が嫌いな人からすると、グラフなんて見るのも嫌、という方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱりグラフには良いところがあるんですね。
今回は、グラフを上手に活用するお話です。
グラフの良いところは何でしょうか?
【目標と現状が一目で分かる】
これが一番の利点です。
単純に算数や数学の問題に出てくるグラフは嫌いかもしれませんが、自分自身のことをグラフに表してみると、自分にとって良い影響を与えることができます。
【モチベーションを維持できる】
最近では、ダイエットなども自分の体重をグラフ化して、減量をしていく方法がとても効果的であることが認められています。
これは、当然勉強でも活用しない手はありませんよね。
月ごとの定期テストや模試の結果の偏差値の推移をグラフに表してみましょう。
パソコンで作れる人は、それで作れば良いと思いますが、意外とお子さんと一緒に手書きで作った方が、本人の意識も高まります。
全教科を1枚の紙に表すのも良いかもしれませんが、目標を明確化するためにも今、力を入れている教科だけピックアップしてグラフ化してみるのもよいでしょう。
そして目標のラインをグラフに書き込みます。
目標は高すぎても低すぎてもダメですから、「現状よりちょっと上」に設定することが大切です。
作った目標グラフを机の前などいつも見えるところに貼るだけで「本人が意識」しますので、モチベーションがアップの手助けにもなりますね。
モチベーションが上がれば、『自分がどうしたら成績が上がるか』を考えるようになってくれます。
もし目標を達成したら、何か小さなご褒美をあげるのも良いでしょう。何より、頑張った結果、成果が上がった!という経験が大切だと思います。
そして、結果だけではなく、【成功のために努力の手段を考える経験をする】ことが、今後の人生に大きな役に立つのではないでしょうか。
成績グラフ、是非利用してみてはいかがですか?