3月6日発売の『週刊東洋経済』という雑誌に、かなりのページを割いて塾の特集が掲載されていました。
私は塾で雇われている立場ながら、経営する立場ではないので客観的に読みながら、 改めてなるほどと感じたり、笑ったり、そうとは言い切れないよな、なんて思ったりしながら興味深く読ませてもらいました。
様々な記事が掲載されていましたが、塾選びの項目で、中学受験経験者の声を集めたアドバイスのページがありましたので、 偏見なしに重要と思われる意見をいくつか抜粋して掲載しておきます。
●有名塾だからといって優れているとは限らない。大手塾は難関校を目指す子供にとってはいいが、それ以外の子には無駄なことが多いので、合格実績だけでなく、親が講師を信頼できるかをなど見極めてほしい。 (東京・第一志望合格)
●塾に対する不満や悪口を子供の前で言わないこと。子供に塾を信頼させるために、塾の良いところを話題にして、塾生活を楽しめるようにすることが重要。 (神奈川・第二志望校以下に合格)
●有名塾のトップクラスに入っていれば難関校は狙えると思うが、有名塾でも下位クラスであればやはり厳しい。 (神奈川・合格した学校なし)
●小3、小4からコツコツやったほうが、実力がつくと思う。うちの子は個別指導が合っていたが、負けず嫌いの子は集団指導のほうが伸びると思う。 (埼玉・第二志望校以下に合格)
●同じ塾でも校舎が違えば方針ややり方に若干違いがあり、子供に合うかわからないので、その校舎についての情報を集めたほうがいい。 (大阪・第一志望校に合格)
●偏差値や合格率に惑わされることなく、子供と講師の相性が一番重要。 (大阪・第一志望校に合格)
●子供の性格と合う、もしくは講師と相性がいいのなら、6年では大手塾にいたほうがいい。受験は所詮競争なのだから、 普段から競争の場面にさらされているほうが自覚が持てるし、試験であることを実感できる。 (埼玉・受験校回答なし)
(※Yahoo!リサーチとの共同調査より)
受験結果の成否によって、塾への印象も大きく変わるのでしょうが、先輩パパママの生のご意見、重みがありますね。 何はともあれ、チラシや広告に惑わされる事なく、お子さんにとって相性の良い塾が一番でしょう。
もちろん、全てが完璧な塾、完璧な講師など なかなかないでしょうから、うまく折り合いをつけながらお子さんにとって、良好な受験環境を整えてあげることですね。
さてさて、こんな記事を読むと、一講師である私も気が引き締まる思いです。
今年度も子供たちの能力を向上させるために、私も頑張りますよ!!