文部科学省が提示する中学校の学習指導要領が新しくなり、今年平成24年度から、全面施行されました。
私立の中学校は特色を生かした独自の教育を認められており、文科省の方針は関係ないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は私立も公教育の一翼を担うので、学校教育法令及びこれに基づき定められた学習指導要領など、国の基準に沿って実施しなければならないんですね。
以下、理科の学習指導要領です。
何やら長ったらしいですが、キーワードは
などでしょうか。今までもそうでしたが、理科の入試問題では、「身近な自然」から出題のネタを出し、「観察・実験」の過程や意味、そして考察結果までを考えさせ、問題として出題されることが予想されます。
テキストの は確実に押さえておきたいところですね。
さらに、できれば普段の生活から「科学的な見方や考え方」を育てたいもの。
何気ない日常会話の中から、お子さんたちに疑問をぶつけてあげるのが効果的です。
小学生にも調べられそうなことが好ましいかも知れませんが、大人が疑問に思うことでも別に良いのではないでしょうか?
探究心というのは、もともとの素養もあるでしょうが、私は「探究心は育てることができる」と感じます。
投げかけた疑問に対して自分で調べるようならバンバンザイですが、一緒に掘り下げて調べたりするのもいいでしょう。
また、難しくて疑問が解消されなくてもいいじゃないですか。
投げかけた「なぜ?」の疑問は、頭の片隅に残るでしょうから、それがいずれ解決した時、しっかり頭に定着されるでしょう。
逆に、もともと疑問に思うことをしない子は、物事の仕組みをきちんと教えられた時でも、感動が薄いため、覚えないかもしれませんよね。
理科に限らず、「なぜ?」から思考力が育てられ、あらゆる教科の土台となります。
「なぜ?」とお子さんに投げかけてみて、考える力を育てていきませんか?