人間という生き物は、どうしてもラクな方へ、ラクな方へと行きたがります。
でも、受験が競争である限り、ラクに合格することはなかなか難しいです。
入試問題は、楽な勉強しかしてこなかった人には解けないようにできているんですねぇ…(^_^;)
授業でこんなことがありました。
生徒たちはとても素直で正直ですから、単純に思ったことを口に出します。
「えぇ~!宿題もっと少なくして下さいよぉ~」
まぁ、よくある光景です (^_^;)
でも、子供の素直な心境、欲求に妥協ばかりしていては、受験に勝てる子には育ちません。
むしろ、そういった素直な心境を吐露してくれた時にすかさず指摘してあげます。
「あれぇ~、そういう考え方の人って強くなるのかなぁ~?
合格を目指すんだったら、考え方を変えた方がいいんじゃない?
『できる人』っていうのは、やるべき宿題は当たり前のようにやって、さらに、先生が言われたこと以上のことをやってくるような人なんだよ。 」
もちろん、一回言っただけではお子さん自身の「ラクしたい気持ち」に勝つことはできないでしょう。
また、押し付けがましく言っても、かえってやる気を失う事になるかもしれません。
それでも、機会があるごとに様子を伺いながら、言葉を選びながら、何度も繰り返していく事によって、子供たちの意識は少しずつ強いものへ変わっていくものです。
いつもダダばかりこねていた子が、自ら机に座っていく子に段々と育っていきます。
誰もが順調に育っていくわけではありません。
優秀に見える子も、山あり、谷ありだったりします。
でも、受験という目標を目指していくことによって、子供たちが成長していく姿を応援できるのは、中学受験の醍醐味です。
そばでサポートをしていく大人の方も決してラクではありません。
でも、他人との比較ではなく、子供達自身が成長していく姿を糧にして、私たちが応援してあげることが、更に本人たちのやる気を伸ばしていく事になるはずです。
『成績の改革は、意識の改革から』
『意識の改革は、意識の修正から』