私が小学生の頃、星座が好きでした。
夜空を見上げるのが好きだったから… ではありません。
星座が好きになった理由は、母が私に与えてくれた星座の本でした。
そこには、月の模様の見え方が、日本ではうさぎが餅ついているように見えるけど、外国では蟹や女性の顔に見えたり・・・ 北斗七星も海外では必ずしも”ひしゃく”の形ととらえていなかったりと、トリビアな知識が書かれていました。
幼いながらに 「へぇ~」
と、知的好奇心がくすぐられたものです。
更には、星座の由来が色々と書かれていたのです。
ご存知の方も多いでしょうが、星座の名前はギリシャ神話の登場人物からとられていることが多く、物語性があるので、興味深く星座の名前に親しめたものです。
例えば、北の空を代表する『カシオペヤ座』は…
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カッシオペイア(カシオペヤ座)は、伝説のエチオピア王ケフェウス(ケフェウス座)の妻で王妃。アンドロメダ姫(アンドロメダ座)の母親。
自慢好きの王妃で、娘のアンドロメダと海の妖精の美しさを比べたことから海の神ポセイドンが怒り、エチオピアに大災害を引き起こした。
神託(神のお告げ)では、アンドロメダを化け物鯨(くじら座)に生贄として捧げなければ、ポセイドンの怒りはおさまらない、というので、ケフェウスとともに泣く泣くアンドロメダを海岸に鎖で縛って置き去りにした。
アンドロメダは後に勇者ペルセウス(ペルセウス座)によって助けられた。
死後、天に上げられて星座となったが、ポセイドンは彼女が海の下に降りて休息する事を許さず、その為に彼女は常に天空を巡り続けているのだという。 (カシオペヤ座は北半球の大部分の地域では水平線下に没する事が無いところから)
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星座への関心は、私の場合は残念ながら小学生までで終わってしまったのですが、この仕事に就いてから改めて関心を深めることになりました。
七夕の彦星(わし座のアルタイル)、織姫(こと座のベガ)をいち早く覚えるように、やっぱり、物語性があると子供達の興味も深まるものです。
願わくば、受験の理科をキッカケに夢が膨らんで、将来、天文学者や宇宙飛行士にでもなってもらいたいんですけどね…(^^)
コメント
なるほど、そうですね。息子と話してみて、本人が興味を持ったことを調べてみようと思います。ありがとうございます。
個人的には地球環境に関することなんかを調べると理科と社会の両方に役立ちそうなんて思いますが、一番大事なのは「本人が関心を持っている分野」だと思います。
受験に関係するしないに関わらず、自由研究を通して「深く調べる姿勢」を身につけることが、回りまわって受験に役立つのだと思いますよ。
ご参考まで http://amazon.co.jp/o/ASIN/4487802520/chujukenbook-22/ref=nosim
確かに理科は、机の上の勉強だけではなかなか定着しにくい教科だと、感じております。
かといって、受験学年を迎えた今、体験や実験に多くの時間を割くことも難しい状況です。
せめて夏休みの間に、簡単な実験でも…と思うのですが、受験にも役立ち、そのまま学校の宿題の自由研究として提出できるようなもの、何か良いアイデアはありませんでしょうか?