『メイク10』という遊びをご存知でしょうか?
算数には、計算力、論理力、発想力が必要ですが、 これを日常生活で、しかも低学年から鍛えることができる簡単なゲームです。
[やり方]
4つの数字を準備します。 駅で切符を買ったとき、表面に書いてある4つの数字や、車に乗っているときに見える、対向車のナンバープレートでもいいでしょう。
それらの4つの数字を足したり、掛けたり、割ったり、引いたりして、「10をつくる」のです。 たとえば、「
5+6+7-8=10 というように。
また、順序を変えたり、( )を使ってもかまいません。
(5+7)÷6+8=10
(7-5)×8-6=10
6+8÷(7-5)=10
など。他にもできそうですね。 (+やーよりも、×や÷の方を先に計算する事をお忘れなく)
こんな感じでパズルのように組み合わせて考えることで、頭の体操になるんですね。
しかも、このメイク10、どこかの入試問題に出ていたこともあるんです。
(すみません、どこの学校だったか忘れましたが・・。ご存知の方がいたら、教えてください。)
今まで私も、小4や小5の授業やイベントなどで、余裕のあるときに教えたことがありました。
低学年のお子さんには、簡単で有効なゲームだと思います。
さて余談ですが・・ 最近小6の受験生の特訓授業がありました。
約半日、みっちり受験算数を教え込み、その間「条件整理や推理算」などの単元も扱いました。 最後の余興でメイク10を教えると、生徒たちには以外に好評でした。
やっぱり、単純なものが面白いんでしょうね(笑)
最後に、(これは解けないだろう)という問題を出しました。
絶対解ける子はいないだろうと思って、
「この問題が解けたら、ご褒美をあげるぞ」
と、気前のいいことを言うと、みんな必死になって考えます。
私は、(まぁ無理だろう)とニヤニヤとしていると・・・
「できました!」の声。
(さっきも別の子が、「できた!」といって答えを聞いたら、本人の勘違いだったので、今度もまた勘違いだろう)と思って答えを見てみると・・・
なんと、見事に正解だったのです! (わずか数分の時間で解くとは・・)
いや~、さすがは6年生!正直、驚きました。
全員の前で褒め称えると、本人もとてもうれしそうでした。
授業後にちゃんとご褒美もあげましたよ。 (1リットルのジュースですけど)
さて、その難問、皆さんもチャレンジしてみますか?
Q.「1919」
解答は、来週この記事のコメントに掲載します。↓
コメント
メイク10、よく車で出かける際に子供とやってます。先日この「1919」の問題をやらせたところ、苦戦しながらも見事に答えを導き出していました。解いた直後に、“「1828」や「1737」も同じだね!”とあっさりと別の例を出してましたが、なかなか大人には思いつかないです。
ご無沙汰しております!「大学受験ブログ予備校」の英語くんです。
メイク10ですか!?おもしろ~是非是非取り入れさせて下さい~
また勉強させてもらいます☆
応援完了!
あっ、もう正解を導き出してしまったのですね。
かごっちさん、素晴らしいです!
算数は単純のようで奧が深いですよね。
(1÷9+1)×9=10
どうでしょう。とにかく、分数分数と考えてみました。
それでも10分以上かかりました。
これを6年生が解いてしまうのですね。
子どもの脳は本当に柔らかいです。うらやましい・・。